2010年11月18日(木)、25日(木)世界的なアニメーション作家/映画監督である押井守氏を招いて、本校非常勤講師・佐藤敦紀(VFXスーパーバイザー)との特別講義が行われました。講義は「INNOCENCE METHOD」と題して行われ、2004年に公開された「イノセンス(押井守監督作品)」における制作秘話を交えての対談となりました。
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特別講義「INNOCENCE METHOD」
押井守氏×佐藤敦紀講師
2010年11月18日(木)、25日(木)
MCB210教室
■押井守氏プロフィール
アニメーション監督/映画監督
1951年生まれ。東京都出身。東京学芸大学教育学部美術教育学科卒。
主な作品は、劇場用アニメ『うる星やつら オンリー・ユー』(脚色・監督/1983年公開)、同『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』(脚本・監督/1984年公開)、同『機動警察パトレイバー』(監督/1989年公開)、同『機動警察パトレイバー2 the movie』(監督/1993年公開)。1995年に公開された『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(監督)は、アメリカやイギリスでも公開され、翌96年には米ビルボード誌でセルビデオチャートNo.1を獲得する世界的話題作となった。2004年に公開されたアニメ大作『イノセンス』は日本アニメで初めてカンヌ国際映画祭コンペ部門にノミネートされ、2005年3月に開幕した愛知万博では、『中日新聞プロデュース共同館〈夢みる山〉のテーマシアター〈めざめの方舟〉』の総合演出を務め、体感型映像空間を初演出した。アニメでの監督最新作は、08年に公開され、ヴェネチア国際映画祭・コンペティション部門に出品された『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』。
■佐藤敦紀講師プロフィール
VFXスーパーバイザー/名古屋学芸大学映像メディア学科非常勤講師。
1961年、愛知県出身。IMAGICA特撮映像部を経て、現在は映像制作会社Motor/lieZに所属。VFX・CGのスペシャリストとして数多くの作品に参加し、樋口真嗣監督の『ローレライ』(05)、『日本沈没』(06)、『隠し砦の三悪人 The Last Princess』(08)などに参加。また押井守監督作では『アヴァロン』(01)、『イノセンス』(04)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0』(08)等に参加している。代表作に『ピストルオペラ』(01・鈴木清順)『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』(03・田崎竜太)、『西遊記』(07・澤田鎌作)、『のだめカンタービレ 最終楽章』(09・武内英樹)など。