映像ブ 名古屋学芸大学映像メディア学科ブログ

2009年1月28日水曜日

映像メディア学科第4回卒業制作展







2009年1月25日(日)をもちまして、本年度卒業制作展は終了しました。
お忙しい中、ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

卒業研究担当教員による、3日間の講評の結果、
以下の作品が優秀賞に選出されました。


<映像メディア学科第4回卒業制作展優秀賞>

「コリオリ」  原英和
プログラムD-11/上映作品/イベントホール

「ロシアときょうだい」  山本侑里 早稲田若菜
プログラムE-15/上映作品/イベントホール

「漂流団地」  土屋雄民
プログラムG-24/上映作品/イベントホール

「1と27の立方体」  西野嘉洋
展示36/東ギャラリー

「いつまでもこれからも~二人で踊る人生のステージ~」  黒葛原エミ
TV 53/西ギャラリー

「scattering of a territory」  山内亮二
展示57/西ギャラリー

「イザナミ」  山中万覚人 山田英奈
写真81/西ギャラリー

特別講義アーロン・ウールフォーク氏


2009年1月21日(水)
日米を股にかけ活躍する映画監督/脚本家アーロン・ウールフォーク氏をお迎えし、
特別講義を開講しました。

講義内容はサンフランシスコ出身のアフリカンアメリカンであるウールフォーク氏が
いかにして日本の中でも周縁に位置する高知県でハリウッド映画を撮影することになったのか、
という一種の冒険譚を聞くようなものでした。
一見なんの関係もないような組み合わせですが、ウールフォーク氏の話を聞くにつれ、
その一つ一つが運命のように結びついていることがわかっていきます。

ウールフォーク氏は様々な人種が交錯するサンフランシスコで、
幼少期から黒澤や溝口などの日本映画に親しんでいました。
やがて日本文化への関心からJETプログラムという言語教育プログラムに参加し、
高知へ英語教師としてやってくることになります。
映画監督志望の青年だったウールフォーク氏がその地を舞台に
アフリカンアメリカンの物語を紡ぎだそうとするのはむしろ自然なことでした。
ただ、その自然な道のりもそれを具体的な映画という形にするには、
恐ろしく困難な道のりを超えなくてはなりません。
ウールフォーク氏のシンプルで力強い言葉の数々はハリウッドという商業映画のメッカの中で、
どのような人間が一本の映画を撮り上げることができるのか、ということの雄弁な証明のようでした。

時間を延長して行われた質疑応答で、
学生たちからの質問に精力的に答えるウールフォーク氏の姿が強く印象に残っています。



特別講義
アーロン・ウールフォーク氏(映画監督/脚本家)
司会・進行:柿沼岳志助手
名古屋アメリカンセンター主催

2009年1月13日火曜日

アニメーション入門ワークショップ



名古屋市西生涯学習センターとの共催講座として、
アニメーション入門ワークショップを3ヶ月に渡り行いました。
小学生の参加者(3年生~6年生)とともに、
アニメーション作品を制作し、最終回には参加者家族、
近隣小学校の児童をお招きし、上映会を開催しました。
参加者、講師ともに、とても有意義な機会となりました。

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【概要】

名古屋市西生涯学習センター後期講座
名古屋学芸大学共催講座〈トライアルサタデー〉
アニメーション入門 ~アニメを作って、発表しよう!~

日程:2008年11月8日~2009年1月10日の土曜日、午前10時~正午(全7回)
参加者:小学3年生~6年生 18人
講師:名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科スタッフ(教員及び学生)

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第1回
11月8日(土)「アニメーションの歴史と動きについて」

1:アニメーションのひみつー何で動いて見えるの?
2:ゾートロープ/フェナキストスコープ/プラクシノスコープの紹介
3:コースターを使ったアニメーション制作(個人)
4:ビデオカメラでコマ撮り体験1(体でアニメーション)

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第2回
11月22日(土)「フリップブックをつくろう」

1:フリップブック(ぱらぱらマンガ)制作
2:ビデオカメラでコマ撮り体験2(体でアニメーション)
3:フリップブックの上映+コマ撮り映像の上映

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第3回
11月29日(土)粘土アニメーション「名前を動かそう!」

1:絵コンテ作成
2:名前の粘土を動かしてアニメーション制作
3:制作した作品の上映

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第4回
12月6日(土) 粘土アニメーション「キャラクターアニメーションをグループでつくろう」

1:キャラクターを考える
2:キャラクターの紹介/グループ分け(4グループ)
3:グループごとに話し合う/ストーリー作成
4:撮影 
5:上映

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第5回
12月13日(土) 「からだアニメーションをつくろう」

1:からだアニメの説明/ジャンプ映像撮影+上映 
2:撮影
3:上映

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第6回
12月20日(土)「からだアニメーションをつくろう2」

1:上映(前回のつないだ映像)
2:タイトル撮影:ホワイトボードでアニメーション
3:撮影
4:上映

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第7回
1月10日(土)アニメーション発表会
近隣小学校トワイライトスクールのみなさん、受講者の家族をお招きしての発表会

1:はじめに
 ・今回の会の趣旨説明
 ・指導者、発表者の紹介
2:アニメーションとは
 ・ゾートロープ/フェナキストスコープの紹介
3:作品の発表
 ・コースターアニメーション/フリップブック発表
 ・粘土アニメーション(名前/キャラクターアニメーション)発表
 ・からだアニメーション説明/実演
 ・からだアニメーション作品上映
 ・大学生の作品上映(名古屋学芸大学映像メディア学科3年生)
4:おわりに