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2009年12月7日月曜日

特別講義:蛭田有一氏「時代の生き抜き方、作品を通して語る」




人物写真家である蛭田有一氏をお招きして特別講義を行いました。
80枚のフィルムのスライド上映を見ながら
これまでの作品や、現在取り組んでいるテーマについて、
また、独自の取材交渉術などを聞く事ができました。
講義の最後には、学生から多くの質問が寄せられました。

【特別講義】
 蛭田有一(人物写真家)
「時代の生き抜き方、作品を通して語る」

【時】 12月3日2限目(11:20〜12:50)
【場】 MA303教室

-略歴-
東京写真大学(現東京工芸大学)卒業後フリーに。
83年、日本の若手女流アーティスト38人を撮影取材し、個展で発表。
芸術家の国スペインに強く惹かれ、1年間、スペインの芸術家の情報収集とスペイン語の学習に力を注いだ後、
86年、単身スペインに渡り、スペインを代表する芸術家43人の撮影とインタビューを独力で行い、作品発表。
88年、20世紀末の日本を彩る人たちの撮影を開始。
94年、日本全国・各界を代表する103人のポートレイトを纏めた写真集「人間燦燦」を発表。
その後もフォトジャーナリストとして、故 後藤田元副総理、中曽根元総理、鳩山総理大臣に対し
新聞や雑誌等のメディアに頼らずに、独力で何度も交渉を重ね、
数々の政治界の大物やジャーナリスト達の信用を得て、
長期間に及ぶ取材撮影やフォトインタビューを行い、
今も彼らの様々な表情を、精力的に撮り続けている。