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2008年12月1日月曜日

特別講義 押井守氏




2008年11月22日(土)
世界的なアニメーション作家/映画監督である押井守氏を招いて、本校非常勤講師である佐藤敦紀先生(VFXスーパーバイザー)との特別講義が行われました。
講義内では、押井氏の若き日の経験談や過去に製作された作品上映が行われました。他学科他学部の学生も聴講していただき、学生に非常に良い刺激となりました。

特別授業
押井守氏×佐藤敦紀先生(VFXスーパーバイザー/本校非常勤講師)
司会・進行:渡部眞教授

日時:11月22日(土)3限(13:50-15:20)
開場:13:30(予定)
場所:外大7号館(701教室)

プロフィールー押井守氏
1951年、東京都生まれ。大学在学中から自主映画を制作。77年、タツノコプロダクションに入社。80年、スタジオぴえろに移籍。数々のテレビアニメに携わり、84年、同社を退社。83年『うる星やつら オンリー・ユー』で、劇場映画初監督。以
降、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)、『機動警察パトレイバー 劇場版』(89)、『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)など、数々の劇場作品の話題作を手がける。95年公開の『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』は、日米英で同時公開され、『タイタニック』(97)のジェームズ・キャメロン監督や、『マトリックス』(99)のウォシャウスキー兄弟ほか、海外の著名監督に大きな影響を与え、全米セルビデオチャート1位を獲得という快挙を成す。『イノセンス』(04年)では、日本のアニメーションとして初めてカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品するなど、国際的作家として活躍を続ける。また、『紅い眼鏡』(87)、『ケルベロス 地獄の番犬』(91)、『Talking Head トーキング・ヘッド』(92)、全編をポーランドで撮影した『アヴァロン Avalon』(01)など、多数の実写映画作品の監督もつとめる。初期アニメ時代から自作に頻繁に登場させてきた、立喰いによる無銭飲食を生業としたプロ=《立喰師》というモチーフの集大成として、06年、実写と3Dアニメをミックスしたスーパーライヴメーションという手法による異色作『立喰師列伝』を発表。続く、雑誌付録DVD用短編実写映像『女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀 ‐パレスチナ死闘篇‐』(06年)をステップとして、07年、ついに本作、実写オムニバス映画『真・女立喰師列伝』を完成。気鋭の監督陣と華やかな女優陣をコーディネーションするプロデューサー的役割を果たすと共に、自らの創作活動に新たな一歩を踏み出す、記念すべき快作となった。最新作は08年公開のアニメーション大作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』。